おやゆび便り
おやゆび便り

2019-02-04

最後なのだ。

驚くべきことに、
これはもうほんとうに驚くべきことに、
ぼくは「カシミア広場。」を
かれこれ7年半以上もやってきた。
じぶんでも「そんなに?」と思う。
そう考えたなら、人生というのは
ほんとうに短いのかもしれない。
あっという間なのかもしれない。
その間にいろいろなことがあったけれど、
そのすべてが愛おしくもあるけれど、
ともあれぼくは「カシミア広場。」を
はじめて、そして、終えるのだ。

「カシミア広場。」という名前を
ぼくは相当気に入っているので、
それを手放すことだけが、
正直残念で仕方がない。
描いてもらったイラストも、
これまた相当に気に入っていたので、
これを手放すのもまた、
悲しいといえば悲しい。
次の場所は、正直に言えば、
かなり無味乾燥なものだ。
ほとんどデザインはなにもない。
それでもぼくはそっちに行く。
そこでことばをさらに絞り出す。

最後の最後の「カシミア広場。」が、
「おやゆび便り」がこんなにもあっさりと
終わってしまうのかと思うと、
かなり複雑な気持ちがある。
「え、これで終わり?」といった
あっけなさというのか、
不完全燃焼感というのか、
信じられない部分がある。
気持ちとして整理がつかなかったりする。
でも、サヨナラというのは、
そういうものなのだ。
本質的に、そういうものなのだから、
これはもうしかたがない。
しようがない。
わかってください。
受け容れてください。

これでお終いです。
これでサヨナラです。
8年近くも「では、また書きます」と
書いて締めくくってきたけれど、
それももうないのです。
「また」はこれっきりないのです。

さようなら。

ありがとう。

イデトモタカ