おやゆび便り
おやゆび便り

2018-04-26

脳の顎。

わかりやすい目標で、
結果が近い目標は達成しやすい。
そぐそこにあって、
できたかどうかがはっきりと、
すぐさまわかるのだから迷うことがない。
ゲームがその典型だ。

出された課題をクリアすればよくて、
それは集中すればそんなにも
時間のかかることではなくて、
クリアしたかどうかはちゃんとわかるし、
実感もある。
だからやる気が止まらない。

なにかを生み出したり創作することは、
まるでこれと反対にある。
目標はぼんやりとしていて、
達成されたのかの判断も曖昧。
結果がわかるのは半年後だったり、
それ以上だったりもする。
だから迷う。
だからわからなくなって、不安になる。

それをみんなどこかで
わかっていたりするから、
手を出さなかったりもするし、
そんななか結果までこぎついた人は
すごいなあと称賛される。

あなたがなにをしたいのかは
わからないけれど、
わかりやすいことや、
明確なことばかりしていたら、
ぼくはどこか脳の顎が
弱くなってしまうような気がする。

それはこころの顎かもしれない。
そんなもの、使わなくたって
別に構いはしないのだけれど。
退化したって、生きられるのだけれど。
ただぼくはそういうことを気にする。
シンプルを愛してはいるけれど、
深さのないものに興味はなくて。

では、また書きます。

楽に流れてもいい。泳げばいい。

イデトモタカ